大吟醸火入れ 十代目
2016/02/22
どうも、十代目です。
先日搾った大吟醸ですが、斗瓶に移してから1週間程が経ち、細かい浮遊物も沈殿して上澄みがきれいになってきたので、一升瓶に移す作業を行いました。
沈殿物はデンプン、繊維質、タンパク質の他、発酵が終わった酵母と酵素などが主成分です。
これを「おり引き」と言います。
だいたいこの斗瓶一本で一升瓶で10本分取れます。
その取れたお酒を火入れ殺菌するのですが、我が蔵では、
チタン容器にてその作業を行います。※これは氷が入っている桶に入れて急冷させているところです。冷たいんだこれが(+_+)
瓶にて急冷するとその温度差によって割れてしまう危険があるため、チタン容器にて作業を行っています。
だいたい64℃から10℃まで下げます。
そんでまた瓶に移し替えるという結構手間な作業をしています(^_^;)
これで出品関係で良い結果が得られればこの大変さも吹っ飛ぶんですが・・今年はどうなるか(>_<)