飲みやすい日本酒を探している方におすすめなのが、フルーティーな甘口タイプです。こちらでは、甘口の日本酒が人気である理由、甘口日本酒の種類やその特徴、美味しく味わう方法をお伝えします。
甘口日本酒は、フルーティーな香りと上品な甘みが特徴的です。フルーツのようなみずみずしい香りは、女性をはじめとする初心者の方にも人気があります。また、アルコール度数が低めで飲みやすいのも魅力の一つ。料理との相性も良く、和洋中問わず様々な料理の味を引き立ててくれます。
甘口の日本酒は、フルーツのような華やかな香りと上品な甘みが特徴です。ぶどうのような果実香、りんごやメロンを思わせる香りなどがあり、口に含むと控えめながらも心地よい甘味を感じることができます。この甘みは、米の持つ上品な甘さによるものです。精米歩合が高く(60%以上)、米の外側の部分を残したお酒ほど甘味が強くなる傾向です。例えば、次のように製法の違いで甘みの度合いが変わってきます。
製法 | 精米歩合 | 甘味 |
---|---|---|
純米酒 | 60% | ★★★ |
純米吟醸酒 | 60%以下 | ★★ |
大吟醸酒 | 50%以下 | ★ |
甘口日本酒は、この上品な甘みとフルーティーな香りが魅力です。お燗にしても冷やしても、そのフルーティーな香りと心地よい甘味を堪能できます。
甘口日本酒の上品な甘みは、料理の味を引き立てる働きがあります。例えば、和食の旬の素材を生かした繊細な味わいの料理と合わせると、その味を一層際立たせてくれます。さらに、フルーティーな香りが食材の香りと好相性。料理に合わせて、柑橘系やトロピカルフルーツのような香り高い日本酒を選ぶのがおすすめです。しっかりとした味付けの洋食にも合います。甘みが肉や魚介の旨みを際立たせ、デミグラスソースなどとの相性も抜群です。
甘口でフルーティーな日本酒は、アルコール度数が10度前後とやや低めに設定されていることが特徴です。アルコール度数が高いと、アルコールの刺激臭が強くなり、フルーティーな香りや上品な甘みを損なってしまう恐れがあります。アルコール度数を抑えることで、フルーティーな香りと甘みを最大限に引き立てています。
アルコール度数(%) | 特徴 |
---|---|
10度前後 | フルーティーな香り、上品な甘味 |
15度以上 | アルコール臭が強く感じられる |
初心者の方や女性には、アルコール度数の低い甘口の日本酒がおすすめです。アルコールの刺激が少ないため、口当たりの良さと上品な味わいを存分に楽しめます。
貴醸酒とは、米・米こうじ・醸造アルコールを原料とする甘口のリキュール酒です。ほのかな酸味と上品な甘みが特徴で、アルコール度数は14~16度程度です。製法は以下のとおりです。
各地の酒造メーカーで個性ある貴醸酒が生産されています。食前酒や食後酒、デザートワインとしても人気があります。
スパークリング酒は、通常の日本酒に炭酸ガスを溶け込ませた発泡性の日本酒です。香りは爽やかなフルーティーさが特徴的で、口に含むと上品な甘味とキリリとした炭酸の刺激が調和しています。アルコール度数は10度前後と低めなので、フレッシュでさっぱりとした味わいです。純米酒を発泡させた純米スパークリングや本醸造スパークリング、果実酒やリキュールを混ぜたフレーバースパークなどがあり、お料理との相性も良く、軽い味付けの料理はもちろん、デザートとの相性も抜群です。ストレートで飲んでも美味しく、カクテルベースにもなります。
どぶろくは、日本酒の原点ともいわれる古くからの製法による日本酒です。米の麹と掛け米を混ぜ合わせ、そのまま発酵させて製造されます。日本酒のように搾り上げる工程がないため、濁り気味の色合いと米の風味が強めになるのが特徴です。アルコール度数は15度前後と高めで、甘口の味わいが印象的です。どぶろくには様々な種類があり、それぞれに異なる個性があります。
種類 | 特徴 |
---|---|
生どぶろく | 瓶詰めしただけの発酵液。生っぽい風味。 |
にごり酒 | 濾過をほとんどしないため、濁り気味の色合い。 |
酒どぶろく | 熟成期間を長くすることで旨みが増す。 |
甘口で米の風味を存分に味わえるどぶろくは、食事にも良く合う飲み口の良い日本酒です。
日本酒は、温度によって味わいが大きく変化します。特に冷酒は涼冷え・花冷え・雪冷えと呼ばれる温度帯があり、それぞれ異なる味わいが楽しめます。
冷蔵庫から取り出して10分ほど室温に置くと適温になります。吟醸香が華やかで、まろやかな味わいが楽しめます。
冷蔵庫のドアポケットの温度がちょうど良い目安です。上品で繊細な味わいが楽しめ、次第に香りが広がっていきます。
瓶に結露ができるくらい冷やすと、スッキリとした清涼感とシャープな味わいになります。個性の強い日本酒にぴったりです。ただし5度を下回ると旨みや香りが感じられなくなるので注意が必要です。夏場は冷酒器や燗徳利に氷を入れて適温に保つのがおすすめです。
日本酒とおつまみの相性は、香り・甘辛・濃淡・温度によって異なります。
日本酒の味わい方は次の3ステップがおすすめです。一口ずつ丁寧に味わうことで、日本酒の奥深い魅力が楽しめるはずです。
まず、グラスに注がれた日本酒から立ち上る芳香を楽しみましょう。フルーティーな香りがするものもあれば、米の香ばしい香りがするものもあります。
適量を口に含み、舌の上で転がしてみましょう。甘みを感じたり、キリッとした辛口を感じたりするかもしれません。
飲み込んだ後の余韻を楽しむことも大切です。フレッシュな後味か、ほのかに苦みを感じるかで、個性を味わえます。
新潟の風土が育んだ竹田酒造店の日本酒「かたふね」は、甘口で美味しい日本酒をお探しの方々にぴったりです。世界的に権威のあるIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で日本酒部門最高賞を受賞し、その品質は世界的な評価を受けました。フルーティーな香りと飲みやすさが特徴で、どのようなシーンにも合う逸品です。
甘口で飲みやすい新潟の日本酒をお探しの方は、「かたふね」をぜひご堪能ください。
会社名 | 合資会社 竹田酒造店 |
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住所 | 〒949-3114 新潟県上越市大潟区上小船津浜171番地子 |
TEL | 025-534-2320 |
FAX | 025-534-4542 |
営業時間 | 平日8:30~17:00 土曜日13:00~17:00、日曜日定休日 |
代表者名 | 竹田 成典 |
URL | https://www.katafune.jp/ |